なおこが行く 六・七郷掘ウォーキング開催!
宮城県仙台地方振興事務所農業農村整備部の情報ブログです。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
仙台市東部にある、六・七郷堀水路にて、
「水土里ネットひがし」の主催により六・七郷堀ウォーキングが開催されました。

仙台東部エリアの田んぼの用水源である広瀬川の愛宕堰から、
排水先である貞山運河までの水の流れをたどり、
水路の様々な役割を勉強しながら水辺散策をしました。

天気がとても良くて(というか暑くバテバテでしたが・・・
ちょうどあじさいも綺麗に咲いていました。

DSCF0424_convert_20090629164309.jpg

まずは広瀬川からスタート。
いつもは入れないフェンスの扉をぬけて進んで行きます。
DSCF0425_convert_20090629164450.jpg

ここが仙台東部エリアの水の出発地点「愛宕堰」です。
DSCF0431_convert_20090629164911.jpg

この愛宕堰で広瀬川の水をせきとめして
わきにある水路へと水が流れるようにしています。

六郷堀と七郷堀の取水堰はかつて別々の場所にありました。
しかし、とても簡易なものだったので広瀬川の
増水等によって度々壊れ、用水の確保にはとても苦労していました。
また、水不足ともなれば、六郷と七郷の水争いが絶えませんでした。

このような状況の中、昭和22年にはキャサリン台風、
翌23年にはアイオン台風により2つの堰が壊滅的な被害を受け
用水の確保が困難な状況になり、農家の間に不安が広がりました。
そこで仙台市が水利計画をたてなおし、
六郷堀と七郷堀の堰を統合して今現在の場所に愛宕堰を作ったのです。

愛宕堰のすぐ下流にあるのが七郷堀の「取入樋門(とりいれひもん)」です。
DSCF0436_convert_20090629165028.jpg

明治27年に作られ、改修を重ねて現在の姿になっています。
煉瓦はその時のなごりです。時代を感じますね。

さて、ここから水はどのように運ばれていくのでしょうか?


取入樋門から300m程下流へと歩いていくと
ちょっと変わった形の堰が現れます。
これが「六郷堀・七郷堀分水堰」です。
DSCF0441_convert_20090629165407.jpg
この堰で六郷堀と七郷堀の水が分かれていきます。
六郷堀へ35%、七郷堀へは65%の水が流れていきます。
この六郷堀と七郷堀は1627年に仙台藩の領地が
大雨による洪水で大きな被害を受けたことから
城下の防災と、農業かんがい用水として作られました。
何百年もこの地域を守り続けてくれています。

ここから六郷堀とはお別れして七郷堀を辿っていきます。

DSCF0443_convert_20090629175116.jpg
途中水路の脇に「高崎屋」という駄菓子やさんがあって
私はそれが気になってしまいました~。
このウォーキングとは関係ないのですが・・・
でもいつも歩かないところを歩くとこういう発見があって嬉しいですよね!
残念ながら時間がなくて買えなかったです
気になる~。

と、そんな私を置いてウォーキングは続きます。
DSCF0445_convert_20090629175347.jpg
ここは春にご紹介した桜の名所です。
DSCF0454_convert_20090629171135.jpg
春にはこんなに綺麗な桜が咲きます。
IMGP3734.jpg

緑陰が気持ちいい水路の横を歩いていくと七郷堀幹線用水路親水公園にたどりつきました。
若林区役所の前にある公園で、訪れる人の憩いの場にもなっています。
ここを流れる大きな水路の水も、農業用水として使われています。
DSCF0466_convert_20090629171412.jpg
木陰の下にいると、周りの暑さが嘘のように涼しかったです。
自然の力ってすごいです。

ここでちょっと一休みしました。
DSCF0471_convert_20090629172314.jpg

さて、休憩をとって元気になったところで、ここからさらに下流へと向かいます。
次にたどりついたのは、なんと、宮城刑務所。
その敷地にあるのが「六郷堀幹線用水路」です。
ここはかつて、若林城があった場所です。
お城の北側を通っていた六郷堀は今でも当時の位置にあり、
400年経った今も農業用水として使われています。
DSCF0480_convert_20090629174839.jpg
DSCF0486_convert_20090629172647.jpg
刑務所の敷地内に入らせてもらい水路を見学しました。

ここからはバスでの移動です。
一気に農業園芸センター隣にある「大沼親水公園」に行きます。
DSCF0494_convert_20090629175524.jpg
ここは、仙台掘の水が流れこんできていて、

次に向かったのはいよいよ水の旅の最終地点。
「二郷堀排水機場」「貞山運河」です。
貞山運河は仙台平野の太平洋沿岸に沿って
松島湾から阿武隈川の河口まで約33キロにもなる運河です。

貞山運河が初めに作られたのは1597年。
阿武隈川河口の荒浜から名取川河口の閖上の間に造られました。
それから、幾度かにわけて工事が行われ、工事が完了したのが1887年。
250年以上の歳月をかけて貞山運河が完成したのです。

仙台平野の水は一部は七北田川と名取川に排水されますが
その他はこの貞山運河へと排水されます。

貞山運河の仙台市内の流域には13の排水機場があります。
その中に自然排水が出来ない海抜0mの地域があるため、
排水ポンプを使い貞山運河へ強制的に排水を行っています。
tqrrOdS5.jpg

大雨時には農業用水だけでなく都市の水も流れてきていて
防災機能も兼ね備えてる水路と排水機場なのです。

今回訪れたのは二郷堀排水機場です。
DSCF0499_convert_20090629172738.jpg
ここから貞山運河へと排水され、太平洋へと流れていきます。
DSCF0507_convert_20090629172818.jpg

仙台東部エリアの水の旅、いかがだったでしょうか?

毎日何気なく食べているお米
そのお米を作るために必要な水を運ぶ水路が
何百年も前に造られ、沢山の人々の手によって守られてきたこと。
そしてその施設が農業用水としての役割だけでなく、
地域防災等の役割を果たすとても大切な施設だということが
少しでも多くの人に知ってもらえたら嬉しいです。

農家のみなさんも、農家でないみなさんも
みんなでこの施設を守り続けていきましょう!

ちなみにウォーキングの途中でクイズが出題され、優秀者には
野菜のプレゼントがありました!
DSCF0517_convert_20090629172916.jpg
しかも全員におにぎり付き。
DSCF0518_convert_20090629172952.jpg
参加費無料なのに嬉しい~

来年も開催予定ですので、ぜひ参加してみてください!

人気ブログランキングへブログランキングに登録中。たまにクリックお願いします!
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://sendainn.blog37.fc2.com/tb.php/17-eebec5af
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。