なおこが行く 排水路いろいろ
宮城県仙台地方振興事務所農業農村整備部の情報ブログです。
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先日ご紹介した「県営かんがい排水事業牛橋地区」の排水路は
「鋼矢板護岸」(こうやいたごがん)という構造ですと書きましたが…
水路の種類は他にも色々あります。

大まかに分けると、
土水路
ブロック護岸
コンクリート水路
矢板護岸です。
他にも種類はありますが今回は
NNの現場でよく採用されるこの4つをご紹介します。
(NNって何?という方はこちら→クリック

水路の種類は、その現場の土の状況や
地下水位の状況等によって決めていきます。

いちばん地盤がしっかりしている場合に採用されるのが「土水路」です。
土水路はその名の通り、土で出来た水路です。
子供の頃砂場で水を流すために穴を掘ったりしましたよね。
20140612095114のコピー
まさにあれが、土水路です。
でももちろんあんな適当に掘って、はい、できあがり~!ではありませんどうも
NNの事業で作る土水路の基本の形はこんな感じ。
20140611140003.jpg
土がむき出しの状態ですが、地盤がしっかりしているので
水が流れても崩れてきません
作ったばっかりの時は土の状態ですが、時間がたつと
草がはえてくるのでさらに崩れにくくなります。
ただし、土水路の場合、草刈りをする面積が多く、
他の水路に比べて維持管理が大変になります。
なので、地元の皆さんの協力無しには出来ないことなのですが、
宮城県では地元の皆さんの意見を聴いて土水路で出来る所は
土水路で作るようにしています。
最近は、維持管理が大変なので護岸することが多くなっています。

土水路では崩れてきてしまう場合には
ブロック護岸」や「コンクリート水路」等が検討されます。

ブロック護岸」は皆さんあまり馴染みがないかと思います。
土水路のような形に掘った上に「平板ブロック」という製品を
敷いて土が崩れるのを防ぐものです。
20140611140015のコピー
ただし、ブロック護岸を貼り付けるために
法面(のりめん)を緩やかにしなければなりません。
水路の幅が広くなるので、
水路の敷地が広くとれない場所には適していません。

コンクリート水路」は皆さん一番馴染みがあると思います。
道路の脇にある雨水を流すための水路もコンクリート水路です。
NNの排水路の基本はこんな形です。
20140611140028-1.jpg
維持管理もしやすく、施工も簡単なので
NNのほ場整備ではこのコンクリート水路が一番多く使われています。
(コンクリート水路の作り方は以前ご紹介した「イカタコ!」の記事をご覧ください!)
小さな排水路の場合は「コンクリート水路」が使われることが多いです。

大きな排水路の場合は経済性の面から「ブロック護岸」がまず第一に考えられますが
水路幅が足りない場合、施工が難しい場合等に「コンクリート水路」が採用されます。

土水路もダメ、ブロック護岸もダメ、コンクリート水路も無理~!汗3
と、なった時に多く採用されるのが、「矢板護岸」です。
これは、県営かんがい排水事業牛橋地区で使用した方法ですが、
この地区は土が砂地で、地下水位が高いのが特徴でした。
砂地なので、水路を掘ってもすぐ崩れてきてしまううえに、
地下水位が高く、水路を掘ると、すぐに水がたまってきてしまうので、
他の工法のように、先に穴を掘って製品を並べるという方法が難しい状況でした。
そこで、矢板を打ってから水路を掘るという「矢板護岸」を採用しました。
20140611140038のコピー

次回は牛橋地区の「鋼矢板護岸」の施工方法を詳しくご紹介したいと思います!

今回紹介した水路の種類の選び方の例では、
土の状態と、地下水位の高さなどの条件で説明しましたが
実際の現場では、その他に水の速さの関係や、地元の状況、
環境配慮の観点など様々なことを考えて行われます。
また、今回ご紹介したのは、排水路の場合です。
用水路の場合はまた違う種類になりますのでお間違えのないように!

次回もお楽しみに~ハート



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