なおこが行く 津波被災を受けた農地の復旧
宮城県仙台地方振興事務所農業農村整備部の情報ブログです。
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今日は、津波により被害をうけた農地を
どうやって復旧するかをご紹介したいと思います。

津波により被害をうけた農地はガレキに埋もれた状態になっています。
C-4.jpg
なので、まずはじめにガレキの撤去を行います。
機械ではできないので、ひとつひとつ人の手で拾っていきます。
C-5.png
これで、大きなガレキは取り除くことができました。
C-6.jpg

でもまだ、小さなガレキや、津波によって運ばれてきた土砂や
ヘドロがたまっているので、それを取り除くためにブルドーザーで
表面の土をはぎ取っていきます。
C-7_201407091155294bd.jpg

これで、農地の上にたまっていたガレキやヘドロがなくなって
キレイな農地になりました!
次にでこぼこになってしまった農地を平らにしていきます。
C-8.jpg

さて、これでもうお米が作れそうな気がしますが、ここからが重要なのですズバリ

津波により海水につかってしまった農地は塩分が沢山含まれています。
塩分が多すぎると、植物の根の吸水機能が弱くなったり、
排水が悪くなり根腐れがおこったりします。
そのために、土の中の塩分を洗い流す「除塩工事」(じょえんこうじ)というものをします。

まずは、このままだと水が抜けきらない状態なので、
排水を促すために弾丸暗渠(だんがんあんきょ)という、
農地の地下に下水管代わりの穴を掘る工事をします。
なんだかかっこいい名前の暗渠ですが、
トラクターに弾丸みたいなものをつけてそれを地中に埋め込んで
ひっぱって穴を掘っていくという方法です。
C-9.jpg
20140710154105.jpg

これをすると、農地の水はけが格段によくなります

水が抜けたら土壌改良剤を散布して・・・
C-10.jpg
田んぼを耕して・・・
C-11.jpg
これで準備はOKです!

水をためて塩分濃度を計測。
塩分濃度が0.1%未満なら除塩完了です!
C-12.jpg

もし塩分濃度が0.1%以上になってしまった場合は
0.1%未満になるまで、水をためて計測を繰り返します。

こうして、また前のように作付けが出来る田んぼによみがえります

仙台管内では5,474haで農地の復旧・除塩事業を行う予定で、
平成26年3月末時点で4,527haに着手し、4,295haが完了。
約78%の農地の作付けが可能になっています!

5,474haと言われてもまったく想像がつかないと思いますが、
松島町の面積が約5,404haなので、松島町全部よりも多い面積を
復旧・除塩事業行うことになります。
すごい面積ですよね。
面積単位がよくわからない方はこちらをどうぞ!→クリック

各市町村の詳しい進捗率は下の画像をクリックしてみてください!
③【2603末ver】仙台管内農地復旧状況(140610)


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